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自社の編み機について〜メンテナンスとお掃除編〜


今回はアトリエにある編機のメンテナンスや掃除の様子についてお話ししたいと思います。

前回STOLL製の編機は「目面が綺麗」というお話をしましたが、この綺麗な目面を出すために、KNITOLOGYのワークラインの編み地は編み目をきつく詰めて、ガチガチにして編んでいます。

 

このガチガチにした編み地はとにかく機械トラブルが多い、、

「ガチガチにして編む」ことを手編みに例えると、手編みできつめに編む時、ゆるく編むよりも目が拾いにくかったり、手が痛くなったりします。

ごく簡単に言えば、それと似たような現象として、機械でも編み目を詰めてきつめに編むと、針が折れやすい等のトラブルがとても多いのです。

針が折れると編地に傷が出てしまうので、その編地は例えサンプルでも製品に使うことはできません。

掃除はまず、針と針の間に詰まったホコリ等の汚れを掻き出すことから始まります。
この作業だけで結構時間がかかります。

針を抜き出して、小さい鎌のような道具で、針についた汚れを掻き出します。

そして針全体の汚れを拭き取ります。汚れを拭く生地は、試作の廃材を使っています。
白い生地で拭くと汚れで真っ黒になっているのが、わかると思います。

掃除の終わった針を出すとこんな感じです。
なんと編み機の両面で針の数は2396本!!ちなみにこの写真の量で機械全体の4分の1なのです。

 

そしてこの針は一本258円と地味に高いです、、これをまた一本一本編機に戻していきます。

製品を機械で編んでいるというだけで、スイッチをポチッと押すだけの全自動という印象がある方もいらっしゃるかもしれませんが、 針トラブルの時に限らず、編機は常に掃除やメンテナンスが必須です。

 

日々のメンテナンスを怠ると生き物のように調子が悪くなり、製品の仕上がりにも影響がでるのでKNITOLOGYにとって非常に重要な仕事なのです。