DESIGN

白衣を日常着に

今回はデザインのお話です。

製品開発を始めた頃、ニットを使って、スーツやYシャツのように、
長く愛される定番製品を作りたいと思った鬼久保は、
定番製品になり得るもののデザインについて考えました。

機能性があって、
飽きがこなく、
動きやすく、
着やすく、
見る人にも良い印象を与える。

少し条件が欲張りすぎでは、、と思うかもしれません、、

しかしながら、どんなに見た目のデザインが気に入っていても、
肩がきつい、素材がごわつく等の理由で
お気に入りの服が疎遠になってしまった経験はありませんか?

KNITOLOGYの製品開発にはファッションアイテムとしてデザイン性のみを優先せず、
様々な人にストレスなく着ていただく着心地や、機能性が絶対に欠かせないデザイン要素なのです。

それは、鬼久保が学生時代に福祉デザイン、触感研究をしてきたよる影響や、
阿部ニットさんで長く生産され、人々に愛される定番製品を作り、
ブランドとして、「作り手にも着る人にも心地よさを提供したい」という思いからでした。

そんな中、鬼久保は当時震災後の過渡期にあった福島で、
身近な存在であった「白衣」のデザインに着目します。

白衣が持つ、汚れを目立たせる機能性や清潔感。
そしてなんだか向き合った者与える安心感。

そういった白衣の持つホスピタリティーのあるデザイン性に鬼久保は魅了されますが、
それと同時に白衣から威圧感を感じることあるとも考えます。

私も自分が病院に行った時に、自分の体調への不安からか、
ちょっと白衣から強いような印象を感じてしまうことがあります、、

いや、お医者さんは全く悪くないのですが、
警察官の制服を見ると、悪いことを全然していないのに隠れたくなっちゃう、とか、
そういう刷り込まれたイメージの威圧感って、案外ありますよね。

そこで鬼久保は、機能性に特化しユニフォームとしての地位を確立している白衣を元に
少し印象の柔らかいコートをデザインすれば、
清潔感と気軽さを兼ね備えた日常着を提案できるのではないかと考えたのです。