DESIGN

デザイナーが考えるニット論

鬼久保はニットには大きく分けて二種類あると考えます。

1つはゆるふわニット。

フィット感を出さず、大きめのシルエットで作り、ダボっとカジュアルに大きめに着るニットです。

もう1つはピチピタニット。

こちらは伸縮性に任せて体のラインを出して着るニット。

どちらにしても伸縮性というニット生地の特徴に甘んじすぎではないか、と鬼久保は考えました。

テイラード、ドレス、シャツ、それら布帛(一般にいう織りの布製品)ではカットラインをミリ単位調整し、
美しい形を作り出します。

ニット製品は伸縮するので、ミリ単位で出来上がりに誤差が出やすく、そして伸びます。

KNITOLOGYのように横編機で作る製品は、裁断して作る訳ではなく、
1つ1つのパーツに近い形で編み地があがってきます。

それはビットで作られる世界で、滑らかな曲線を描くことは生産上難しいのです。
なので、自ずと平面的で直線構成で作られるゆるふわ、ピチピタのニット製品が多くなります。

鬼久保は製品のカットラインをテイラードやドレスのように立体的で美しく、

身体の線をなぞりながら、かつ、ニットの素材感によって、
すんなりと馴染んでいく美しく洗練されたニットを作りたいと常に考えています。

それがKNITOLOGYの目指すニットなのです。