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展望

STORY. 09

究極のニットを求めて

究極のニットとは何なのだろうか。
糸がカシミアで上質なものなのか、
ふわっとした肌触りで暖かいものなのか、
フィッシャーマンのように丈夫なものなのか、
洗ってもよれないものなのか、、、

私にもまだ正解は分からない。

ならば、究極の洋服とはどうゆうものなのだろうか。
かつては一人一人の体型に合わせて仕立てていた、テイラードやドレス。
自分の体型が変われば、また仕立て直す。
そんな手間と効率を考えると既製品の方が早く安く手に入るが、しっかりと仕立てられたモノにはかなわないだろう。
やはり身体に合わせて設計された服、それがいいに違いない。

手編みのニットなら一つ一つ手で編んでいくのでオーダーもできるだろう。
私はしかし、細かい目でできたしなやかで滑らかな上品なニット製品が好きだ。

それはやはり機械で編み上げることがよく、一着のために機械のデータを作っていくことは
とてつもなく非効率的で普通のアパレル生産ラインでは不可能だろう。

KNITOLOGYの強みは、通常外部へ委託する作業である、
CADを使ったデータ作成やサンプル出しも自社で行えることだ。

その強みを活かし、
一人のためだけにつくる究極のオーダーニット。
そんなニット製品もゆくゆくは作りたい。

プラットフォームとして

売って終わり

今世の中に氾濫している洋服の大半はこうだろう。
デザイナーはモノを作る技術が日に日に衰え、
モノの扱う方法もあやふやのまま、世の中に送り出す。
提供者であるにもかかわらず、本来のメンテナンス方法に無知なことも少なくない。

私は自分の製品を出来る限り見守っていたい。
売った後も、その後が気が気ではない。

KNITOLOGYの製品を長く着ていただくために
売った商品のメンテナンス方法の提供や、ニットに特化したクリーニング、ケア用品
‘ニット’というプロダクトを囲うように、それに付随するあらゆるものをお客様に提供してゆきたい。

KNITOLOGYの使命

ニット。

こんなにも奥が深く、私を虜にしてしまう。
ニットはとてつもない可能性を秘めている。

私達の身の回りにはものすごい量のニット製品で溢れている。
衣類だけでもセーターや靴下、カットソー以外にも
下着やスポーツウエアなど、その一番の特徴である伸縮性があらゆる環境にマッチするのだ。

天然繊維も化繊もニッティングすることで様々な表情にかわり、人間にとってとても快適な環境を提供してくれる。その肌触りや編む技術の応用の可能性は、衣服だけでなく、寝具製品や医療、福祉、あらゆる現場で役立つ重要な素材になりうるのだ。

デザイナーはKNITOLOGYをスタートさせる前、触感に関する研究をしていた。
その研究の中で、いかに皮膚感覚という感覚が重要なのかを知ることができた。
新生児から大人まで人間のあらゆるフェーズに皮膚感覚、すなわち触感が影響している。

デザイナー自身子供が3人いる。ちょうど研究している時に子供が生まれたこともあり、
研究の中で読む文献が本当に正しいのか、自分の子供に実験してみたりしたことがある。
その中で、いかに子供を取り巻く布製品が心身へ影響するのかも実感しながらニットの可能性に気付くことができた。

研究では、海外の養護施設での皮膚感覚を刺激するアプローチがあることや、精神疾患のある方と皮膚感覚の関係など、驚くほどの布製品の重要性に気づくことができた。
私自身その中で、 少しでも自分の持つ知識や技術で世の中に貢献してゆきたい! という使命感を強く抱いたのだ。

KNITOLOGYが ‘ニット学’ という意味合いをしているのも、
このような洋服だけにとらわれず

”ニット”

という素材を通して、
世の中の困っている人にとって少しでも役に立つような製品やサービスを生み出したい!

そんな想いがこめられているのだ。
KNITOLOGYは、皆様に毎日のように着て頂けるニット製品をはじめ、
生活用品や子供用品、医療や福祉の現場で少しでも役立つような製品も研究、開発してゆきたいと思っている。

それがKNITOLOGYの使命です。